SEASON3

STORY #6

#6 RACE

敗北

  • 栗早家鷹
  • スズナスズシロ

文化祭が終わった海月女子学園は、いつもの日常を取り戻していた。

文化祭が終わった2週間後、日常に変化をもたらす者が現れる。

三影敬一という教育実習生が海月女子学園にやってきたのだ。

三影は、理事長の甥で容姿端麗、頭脳明晰、人当たりも良く、すぐに人気者となった。

そんな三影の教育係を任されたのは風守で、内心言い知れぬ不安を抱きつつも実習を行なっている。

「というわけで、三影先生、今日の実習は以上です」

「ありがとうございました、風守先生。今日も楽しく学ばせていただきました」

「じゃ、俺は部活があるので、日誌をまとめたら今日は帰って構いませんよ」

「あ、そういえば、風守先生はあのボートレース部の顧問でしたね!せっかくなので、私にも部活を見学させてもらえませんか?」

踵を返す風守を三影が呼び止める。

「あ、ああ。構いませんが…」

「ありがとうございます!私も将来部活を受け持つことになるので、今のうちに吸収できることは吸収しておきたかったんですよ!」

「……では、行きましょうか」

部室に三影を連れていくと歓声が上がる。

「あー!三影先生!どうしたんですか?」

「地区大会で好成績を収めたボートレース部に興味があってね。風守先生に頼んで見学させてもらいにきたんだ」

「にゃはは!それほどでもないけどな」

「できれば実習中、この部活で色々学ばせてもらいたいんだ。いいかな?」

「興味を持ってくださって嬉しいです!部長の私からもよろしくお願いします!」

「いいですよね?風守先生」

部室の壁際で佇んでいた風守を振り返り、三影が笑顔を浮かべ確認した。

「俺に拒否権はありませんよ」

**************

それ以降、なし崩し的に三影はボートレース部に関わるようになり、部員達も三影との交流を楽しんでいた。

「こむぎちゃんは、ターンをもっと丁寧にした方がいいね!あと、いこのちゃんは、スタートの時、慎重になり過ぎているよ。もっと勇気を出して!」

「ありがとう、先生!」

「わかりました!」

三影が高校ボートレース界について興味を持ったことは本当のようで、部員達には独学で学んだボートの知識やトレーニングメニューを提供し、的確なアドバイスをしている。

「けやきちゃんは、最近調子悪いのかな?僕で良ければ相談に乗るよ?」

「わ、私は…だ、大丈夫です…」

「そう?何かあれば言ってね!じゃあ、今日はここまでにしよう。僕は風守先生に終了の報告をしてくるよ」

そう言うと、三影は部室を後にする。

顧問より顧問らしく振る舞い、部員達の信頼も勝ち得ていた。1人を除いて…。

「三影先生は、本当に優しくて的確なアドバイスをくれるな。最近、調子がいい」

「そうなのです!三影先生がこのまま顧問として残ってくれれば、全国大会でも優勝できる気がするのです!」

「ナッちゃんもそう思う?私ももっと強くなりたいし!実習生とは思えないくらいしっかりしてるよね!」

「そうだな!実習期間が終わっても時間がある時にきてくれると有り難いな」

「私も部長として色々と学ばせてもらうことが多いです。一度、お願いしてみましょうか」

帰り支度を進めながら和気藹々と話し続ける5人とは対照的な反応を返すものがいた。

「私は、あの人が怖い」

帰り支度を進めるけやきの言葉に部室は沈黙に包まれる。

暫くして、いこのが口を開いた。

「けやきさん…どうしてそう思われるんですか?」

「……そう…思うから」

そう言うとけやきは、カバンを引ったくって部室を飛び出していった。

「どうしたんだ?けやきの奴」

「あんなにいい先生なのに…」

目から溢れそうになる雫を零さまいと必死になりながら廊下を走るけやきの前方から風守が歩いてきた。

すれ違い様にけやきに気づいた風守は声をかける。

「大國、どうした?あいつらと帰らないのか?」

風守の呼びかけに足をとめるけやき。

「……先生は、平気なんですか?」

「何のことだ?」

「先生、顧問でしょ?」

「……三影…のことか?」

けやきは、振り向くことなく頷いた。はぁっとため息を吐き、風守は口を開いた。

「あいつのお陰でお前達の練度も上がってるだろ。今までのようにお前と俺で立花先生にアドバイスをもらいながら練習メニューを作っているより効率がいいじゃないか。何か問題があるなら対処するが、部員達とも上手くやっている。俺はあいつの教育係だが、実習生として見れば、優秀な奴だ。俺ができることは何も…」

「そうじゃない!そんなの言い訳!私の言いたいこと、わかってるくせに!」

そう叫ぶとけやきは、廊下を走り去っていく。

部室から漏れる5人のはしゃぎ声が響き渡る廊下に風守は 1 人立ち尽くすしかなかった。

**************

翌日、プロジェクトチーム会議に出席しており、代わりに三影が部活に顔を出していた。

「みんな!練習試合をするよ!実は、僕の母校にもボートレース部があってね、後輩達に声をかけたら、是非練習試合をしたいって言うことで今日来てくれているんだ!と言うことで、みんな入って!」

三影の後ろから3人の女子生徒が入ってきた。

「え!?今からですか!?」

こむぎが驚きのあまり大声をあげる。

「その制服は鮫島高校ですか?」

対するとあは冷静だ。

「そう。僕、実は鮫島高校の出身なんだよ。そういえば、この部にも鮫島高校からの転校生がいたよね?」

「そ…それは…」

いこのの顔が曇る。

「そうだ!けやきちゃんだ!せっかくだし、旧友と練習試合してみようよ!」

けやきは、窓際で肩を強ばらせながら辛うじて声を発する。

「わ…私は、いいです」

「いいですってのは、OK ってこと?」

「そ…そうじゃなくて…」

「三影先生、けやきさんは練習試合、遠慮させ…」

「大丈夫だって!いこのちゃん」

けやきを見かねていこのが助け舟を出そうとするが、三影がそれを遮りけやきの手を取り、ピットに引きずっていく。

「三影先生、やめてください!けやきは、鮫島高校では…!」

「そうだぞ!練習試合なら私たちがやる!」

いつになく強引な三影にとあとふたばが、止めにかかるが…。

「けやきちゃんは、間違いなくウチのエースじゃないか。僕はエースの本気が見たいんだよ」

口調はいつものように穏やかだが、三影の笑顔の裏にある得体の知れないものに気圧された5人は蛇に睨まれた蛙のように動けなくなってしまった。

三影はけやきを半ば強引にボートに乗せると鮫島高校の女子生徒 1 人と模擬レースを行うことになった。

ボートに乗ったけやきの表情は暗く硬い。

鮫島高校の女子生徒は、不敵な笑みを浮かべボートに乗艇している。

「三影先生、強引過ぎます!けやきさんは鮫島高校では…その…うまくいってなくて…」

「だからこそさ、いこのちゃん。彼女が壁を乗り越えるためにも必要なことだよ?それに全国大会では絶対ぶつかるんだし。優勝の鍵はけやきちゃんでしょ?僕は君達にも優勝してもらいたいんだよ。まあ、ただの練習試合だからさ、2 人で走ってもらうだけだし。それに僕が来てから君達の腕が上がったのは事実だろ?」

「そ、それは…」

三影は相変わらずニコニコしているが、有無を言わせぬ雰囲気を纏いながら、いこのの上申を遮った。

「さて、始めようか」

そう三影が言うと出走ランプが点灯する。

けやき達は、ピットを飛び出し1コースに鮫島高校が入り、けやきは距離を取るようにアウトコースに侵入し、ダッシュスタート。

鮫島高校の生徒もスタートを切り、1ターンマークに向かって速度を上げていく。

鮫島高校がスムーズに旋回していく一方、けやきはいつものターンができず、かなり大回りして何とか1ターンマークを旋回していく。

けやきは直線で追いつくことができず、2マークに差し掛かったところで、キャビテーションを起こし、大きくバランスを崩して転覆してしまった。

その様子を見ていたピットは騒然となりパニック状態だ。

投げ出されたけやきは水面に浮かびながら微動だにしない。

けやきは、薄れゆく意識の中、慌てふためくこむぎ達を視界の端に捉えながら水面に浮かび続けることしかできなかった。

**************

けやきは事故の後、こむぎ達に呼び出された風守といこの達によって救助され、すぐに保健室に運ばれた。

幸い、けやきの意識はすぐに戻り、軽い脳震盪を起こしただけで他に外傷はなく、今は保健室で眠っていた。

一方、風守は練習中の事故の後始末に終われ、けやきが保健室に運ばれてから戻ってこない。

部員達は、保健室の外の廊下で、けやきが起きるのを無言で待っている。

廊下の窓の外が、夕闇に包まれる頃、濡れた服のまま風守が保健室へやってきた。

「先生!」

風守の姿を捉えたこむぎが叫ぶ。

「……」

無言で5人を見つめる風守の目はいつもの死んだ魚のような目とは違っていた。

いこのが前に進み出て事情を説明する。

「三影先生が母校の生徒を連れてきて、けやきさんを指名して練習試合をやると急に言い出したんです。けやきさんが、通っていた学校だったので、止めたのですが…」

「なぜ、断固拒否しなかった?あいつが前の学校でどんな目に遭ってきたかお前が一番知ってるはずだろ?」

いこのを睨みつけながら低い声で風守が問う。

「いこのや私達も止めました!でも、三影先生がけやきを無理矢理…」

見かねたとあがフォローに入る。

「無理矢理だとしても、出走までに俺を呼ぶ事はできたはずだ!なぜ俺を呼ばなかった!?」

突然、怒鳴り声をあげた風守にふたば以外の4人は萎縮してしまう。

「そうかもしれない!そうかもしれないけど、私達、あの時の三影先生が怖かったんだよ!それで、その場を動けなかったんだ!情けないけど…」

「先生のおっしゃる通り、部長としてもっと強く反対すべきでした。でも、今回は先生も私達を責める資格はないです!三影先生が部活を見るようになってから、ほとんど顔を出してくれなかったじゃないですか!顧問なのにどうして居てくれなかったんですか!部のことなんて頭の片隅にもないんじゃないんですか!」

いこのが泣きべそをかきながら反論する。

「…ッ!わかったようなことを!」

「あー!もう!今はこんなことしてる場合じゃないのです!」

激昂した風守の言葉を遮るようにナツが大声を張り上げた。

「そうだよ!先生、落ち着いてよ!」

ナツに続いてこむぎが風守の腕を掴む。

「……すまない…」

我に返った風守は、俯きながらそう一言だけ絞り出すように答えた。

重い空気が廊下を支配する。

「お前ら…今日はもう帰れ。大國は俺が送る」

絞り出すように発せられた風守の言葉に従い全員がその場を後にした。

**************

保健室の外から先生とみんなの声が聞こえる。

先生とみんなが言い合っているようだった。

外で何を言い合っているのか保健室のベッドで寝転んで天井を見つめている私には詳細は分からなかったけど、たぶん私の事で言い合っているんだろう。

転校してから味わうことが少なかった惨めな気持ちがじわじわと復活してきた。

布団を被って現実逃避しようとしたところで保健室の引き戸が開いた。

先生だ。保健室の先生に何やら小言を言われているみたい。

ベッドの周囲を覆うカーテンが開くと濡れた服のままの先生が立っていた。

「…先生」

先生はベッドの脇の丸いすに腰掛けた。

「大國、大丈夫か?」

「なん…とか…」

「すまない…俺の監督不行き届きだ」

「……」

「謝っても許されないよなぁ…こんなんじゃ」

「それもあるけど…今は違う。先生に謝ってほしいんじゃない」

「なに?」

「私は先生を恨んでるんじゃない……過去を乗り越えていなかった自分が情けなくて…だから、先生に助けを求めた…。いつもみんなに守られてばかりで…本当に惨めで、私何も変わってない…」

私は先生に背を向けて布団にくるまった。

しばらく先生は黙っていたけど、突然口を開くと滔々と語り出した。

「前の学校の奴らと自分の情けなさが堪らなく憎くなってるわけか。そんで、そんな自分が惨めで堪らない」

図星を突かれた私は、布団にくるまったまま話し始めた。

「私、前の学校でいじめられてた。あの学校のボートレース部でコーチとして三影先生がいた。三影先生は私をいきなりレギュラーに指名した。一番腕が立つってことで。小さい頃から親からボートレースの教育も受けていたし、留学もしていたから力はついていたと思う。でも、レギュラーに指名されたことを先輩達はよく思わなかった。それから徐々に嫌がらせが始まった。無視されたりして、いつも 1 人だった。…高校に入学する前にも色々あったけど、高校に入ってからは嫌がらせが顕著になると同時にやり方が巧妙になってて、助けてくれる人はいなかった。三影先生は、部員に人気があったし、三影先生はその状況を楽しんでいるみたいだった。段々と学校に通うのが辛くなって、いつしか私は学校に行かなくなった…。そんな時に両親の知り合いだったいこののご両親が私を海月女子学園に転校させてくれた。やっと嫌な思い出から解放されたと思ったのに…」

先生は、短く息を吐くとゆっくり話し出した。

「…これは俺の友達の知り合いの話なんだが、そいつも教師をやっててな、それなりに出来るやつだったらしい。すぐに仕事も覚えたし、色々な仕事を任されるようになった。そしたらな、いつの間にか人の3倍以上の仕事をやるようになっちまったんだ。もちろん、そいつはキャパオーバー、心身ともにぶっ壊れた。上の人間に助けも求めたが、結局何の手立ても打ってもらえなくてな、そいつは逃げ出したかったが、現実は待っちゃくれない。毎日、保護者対応や雑務に終われ続けた。それでも、そいつは毎日学校に通い続けたらしい」

「…そんな状況で、どうやって仕事を続けたんですか?」

「手っ取り早い方法が一つだけあるんだよ」

「…何?」

「周囲や自分への怒りや憎しみを力にすることだな。それが、一番手っ取り早い。全て自分1人でやっていくって自分を誤魔化せるしな。そいつは周囲や自分の憎しみを力に変えて明らかにおかしい配分の仕事を全て1人でこなしたらしい。ただな、その方法は代償も払わなきゃならない」

「…代償?」

「反骨精神だけで動くとな、大事だと思っていた人間も傷つけちまうんだよ。そして一度壊れたものは、修復するのは難しい。結果、そいつは完全に孤立したし、いらん恨みも買った」

「でも、その人がそうせざるを得なかったのは、周りの人にも原因があるでしょ?」

「まあな。だけど、それは当事者じゃないから分かることなんだ。渦中の人間は、なかなか気づけないもんなんだよ。人はそんなに便利な存在じゃないからな」

「でも、人って何もしなくてもそこにいるだけで誰かを傷つけるものだと思う」

私がそういうと先生は目を丸くして驚いているようだった。

「若いうちにそれに気づけるとは思わんかった…。お前すげーな」

なんだか照れくさくて私は布団で口元を隠した。

「お前の言う通り、人を傷つけずに生きていける奴なんていないんだ。程度の差こそあれ、相手をどれだけ、どうやって傷つけたかっていう少しの違いがあるだけ…。それに気づけない奴をバカっていうんだ。残念ながら、それに気づけない人間ってのも沢山いる。だけど、今のお前の周りは前の学校とは違うはずだ。お前らは相手の良い所と悪い所を理解し、それを受け止めて一緒にいると外野の俺には見えるぜ」

そういうと先生は頭をガシガシ搔きながら下を向いた。

「柄にもないことを言ったな。最近になってそれに気づいた俺が言うんじゃ説得力はないだろうけどな」

「私は、聞けて良かったと思う…」

先生は少し照れているようだったけど、しばらくして真剣な目で私に問いかけた。

「で、大國はどうする?」

「私は……」

保健室の窓から見える外の風景は完全に日が暮れ、闇に支配されていた。

いつの間にか室内の蛍光灯の明かりの方が目立つようになり、今はその無機質な光がすごくまぶしく感じ、私は仰向けで寝ていることが出来なくなった。

私が言葉に詰まっていると先生が口を開いた。

「…そしたら、恥のかき捨てで、もう少し話させてくれ。俺の話のように反骨精神で立ち向かう手もあるが、現状から逃げるってのも一つの手だ。自分を脅かすものから逃げるのは生物の生存本能として当然のことだからな。時には逃げることも必要だ。ただし、逃げるって手は多用しない方がいい。いつしか逃げることが癖になって、逃げるっていう選択しかしなくなっちまう。その方が楽だからな」

先生は、窓の方を見ながら続けた。外は真っ暗だから、先生の姿が窓に反射して外の風景は見えなかったと思う。

「まあ、何だ。色々理由をつけて言い訳して動かない奴は一生結果を出せないんだ。正面から向かい合わなきゃ解決は見込めない。解決を望むなら……の話だがな」

そういう先生の言葉は、最後の方はだんだんと力を失っているみたいだった。

私は黙って聞いている事しかできなかったけど、先生は私だけじゃなく自分自身に向けて話しているように見えた。

しばらく沈黙が続いて、先生は小さくため息をつくと丸椅子から立ち上がった。

「少しは落ち着いたか?下校時間が近い、そろそろ出よう。荷物は持ってきてあるから準備が出来たら声かけてくれ」

「はい」

先生はそう言うと保健室を退出しようとする

「先生!」

私は退出しようとする先生を呼び止めた。

「?」

「先生の友達の知り合いって、先生のことでしょ?」

「違う、友達の知り合いだって。『そもそも先生に友達なんているんですか?』って質問はするなよ。今、俺はアイデンティティクライシスなんだ」

先生は頭を掻きながらしらばっくれた。

そんな先生の軽口に少し笑ってしまった。

「俺は間違えてばかりだ。だから、俺みたいになるなよ。呼べば返事が返ってくるときには、そのありがたみに気づかないんだよ。逃げても構わない。でも、解決を望むなら必ず帰ってこい」

そう言って出ていこうとする先生に向けて、私は一言だけ言っておいた。

「先生、服着替えたら?風邪ひきますよ」

「ん?ああ、そうだな」

素っ気ない返事を残して先生は出て行った。

保健の先生は、すでに帰ったようで、気づけば保健室には私しか残っていなかった。

先生は誤魔化していたけど、あれは自分の話だ。

『俺みたいになるな』って言っていたし。

本当に不器用で面倒くさい人だけど、どこか憎めなかった。

今回の件で、あの人がすぐに私を助けようとしなかったのは、あの人自身も何か抱えていたからだと思う。

私は帰り支度をしながら、過去とどう向き合っていくか窓に映る自分自身を見ながら話していたあの人の姿を思い浮かべながら考えた。

敗北

STORY

小説家

栗早家鷹

代表作

???

ILLUSTRATION

イラストレーター

スズナスズシロ

スズナスズシロ